徳島県の伝統文化である藍染を自宅でやってみたい。あるいは、染料づくりからやってみたい。そう思ったことはありませんか?
藍の葉を発酵させ、染められる液の状態にすることを“藍を建てる”と言いますが、海陽町教育委員会では、そんな藍建てを一から学ぶことができる教室を開催します。
つくった染料はお持ち帰りいただきますので、藍建ての後は、自宅で思い思いの藍染をお楽しみください。
ただし、染料の世話もご自身で行っていただきます。
「天然灰汁発酵建て (てんねんあくはっこうだて)」と呼ばれる、自然の材料のみを使用した、古くから伝わる手法で行いますので、化学薬品などを気にされる方でも安心です。
教室はお申込み頂いた方のみで行う個人レッスン形式です。ぜひ伝統的な藍染文化を体感しましょう!
場所:阿波海南文化村 工芸館(海陽町四方原杉谷73番地)
日付:受付完了後に調整
所要時間:約3時間
申し込み:海陽町教育委員会
●電話 0884-73-3100
●FAX 0884-73-3833
●メール kyoikuiinkai@kaiyo-town.jp
◍藍建てキット+受講料 2万円
キットの内容〈蒅2.0kg、貝灰800g、木灰1.5kg、ふすま150g〉
◍10組限定(1組:1人~10人)
※申し込みが多い場合は、抽選となります。
◍申込〆切 7月18日(金)
※実施期間:7月19日~10月31日
藍建て教室は申し込みいただいた組ごとに実施します。日付は受付完了後の調整となりますが、休館日(月曜日)には実施できません。
※染料の管理をきちんと続けられる方のみお申込みください
◍各自でご準備いただくもの
45ℓペール容器&フタ、カクハン棒、Ph計、温度計、ビニールシート、保温用アルミシート・電気毛布など(※1)、
20ℓタンクまたは蓋つきボトルなど(※2)
※1 気温が20℃を下回る時に必要
※2 液もれしないように蓋が閉まるもの(灰汁を持ち帰る時に使用)
◍Q&A
染料の世話って?――
「Phのチェックと調整、液(色)の様子を観察を行います。はじめの10日間は1日2回のカクハン。それ以降は週に3回程度のカクハンを染料に空気中の酸素を触れさせる為に行います。」
染料がもつ期間は?――
「染料の管理状況や使用頻度にもよります。目安ですが3~6カ月程度となります。」
染められる量は?――
「一日に染められる量は400g~500gまでです。150gのTシャツの場合、3回染料に浸すことができます。500gのトレーナーであれば1回に留めておきましょう。染めた日の翌日は染料を休ませてください。」