[世界初]が走る町。

公開日 2022年01月24日

世界初の本格営業運行がはじまりました!

発進式の様子

DMV(デュアル モード ビークル)は、線路と道路の両方を走る新しい乗り物で、乗換なしでバスと鉄道の両方を利用することができます。
阿佐東線へのDMV導入が決定されてから五年あまりの歳月を経て、2021年12月25日、ついに開業いたしました。
道路と鉄道の両方を走行する車両は古くから世界各国で開発に取り組まれてきましたが、本格営業運行は阿佐東線が世界初です。
 
DMVは地域の足となり、[世界初]という観光資源となって、阿佐東地域を駆け抜けます。ぜひ[世界初]にご乗車いただくとともに、一緒にもりあげていきましょう。

DMVの運行ルート

DMVは阿波海南文化村から阿波海南駅、海部駅、宍喰駅、甲浦駅、海の駅東洋町を経由して、道の駅宍喰温泉までのルートを運行します。このルートを平日は13往復し、土日祝日は11往復に加え、室戸方面へ1往復運行します。
また、DMVは阿波海南駅でJR牟岐線と、海の駅東洋町で高知東部交通と徳島バス南部と接続しています。
 

 

モードチェンジのしくみ

DMVはマイクロバスをベースに改造されています。車体にゴムタイヤと線路走行用の鉄車輪を装備しており、線路では列車に、道路ではバスにモードチェンジすることができます。
バスモードでは、前後のゴムタイヤで道路を走行し、線路走行への切替えは、阿波海南駅と甲浦駅に整備された道路と線路を繋ぐモードインターチェンジで行います。
車体の下から鉄車輪が現れ、15秒ほどで鉄道モードにモードチェンジします。前のゴムタイヤを浮かせて、後ろのゴムタイヤが駆動輪となって線路の上を走行します。
線路上での鉄車輪はガイド役であるとともに、乗車状況に応じてゴムタイヤへの荷重配分を調整する役割も担っています。
DMVはバスモードでは道路交通法に、鉄道モードでは鉄道事業法に基づいて走行します。また、運転士は中型二種自動車運転免許と動力車操縦者免許の両方を取得しています。

DMVのご利用

DMVの乗客用座席は18席しかありません。確実にご乗車いただけるよう当面の間、乗車予約制を導入しております。ご理解のほどお願いいたします。

大勢の方が運行開始を祝ってくれました

[個人でご利用の方]
阿佐海岸鉄道株式会社のホームページからご予約ください。

[団体でご利用の方]
下記へお問合せください。
四国の右下観光局
美波町奥河内字弁才天17-1
TEL 0884-70-5880
四国の右下観光局HPはこちら

海陽町では、DMVの開業日にあわせた様々な取り組みを進めてまいりました。その取り組みや現在の駅等のようすをご紹介します。

阿波海南文化村

 

リニューアルされた阿波海南文化村

阿波海南文化村は多目的ホールや会議室を備えた総合文化施設で、博物館には阿波国を代表する「海部刀」や「大里出土銭」などを展示していますが、阿波海南文化村がDMV運行路線の出発点となることから、多くの観光客の来館が期待されています。来館者のお満足度を高めるため、観光要素も取り入れながら新たなコンテンツを整備しました。
工芸館では従来の木工体験や藍染体験に、藍染のマスクやエコバッグ、フォトフレームやフラワーポットづくり、浮き球の網掛けなどの体験メニューを新たに追加し、幅広い年代の方が様々なワークショップ体験を楽しめる施設になっています。
三幸館は飲食スペースや地元の物産コーナーを設置しました。
飲食スペースでは、東京 東中野「阿波や壱兆」監修の特製半田そうめんや特製ソフトクリームが味わえ、物産コーナーでは町の特産品のほか、「DMVカレー」や「DMV組み立てモナカ」などのDMVに因んだ新しいお土産も販売しています。
いきいき館では誰もが気軽に立ち寄り、休憩や交流ができる憩いの場になっています。おもちゃ広場やハンモックでゆったりとくつろぎの時間をお過ごしいただけます。
博物館には兜・陣羽織の着用体験やプロジェクターで投影されたいろいろな背景で迫力のある記念撮影ができるコーナー、刀剣の重さを実際に体験できるコーナーのほか、町内の景勝地にいつでもお試しトリップできるVR体験コーナーも設置しています。

阿波海南駅

JR牟岐線(阿波海南~海部間)の阿佐東線への編入により、阿波海南駅はJR牟岐線の終着駅となり、JR牟岐線と阿佐東線の接続駅となっています。
阿佐東線の阿波海南駅には道路と鉄道を結ぶモードインターチェンジが設置されていて、DMVがモードチェンジを行う場所になっています。また、DMVへ乗降するための設備も整備され、大きく様変わりしています。

 

DMV乗降場
 

              モードインターチェンジ

海部駅

 

DMVホーム/海部駅

海部駅は阿佐東線に編入され、阿佐東線の駅となっています。これまで複線であった線路も単線となり、線路の両脇にはDMV仕様の新しいホームが設置されています。
また、切り離された線路の上にはこれまで地域を支えてきた列車「しおかぜ」が展示されていて、新しい乗り物DMVの運行を見守っています。

宍喰駅

宍喰駅は阿佐東線で唯一の有人駅です。海部駅同様、線路の両脇にはDMV仕様の新しいホームが設置されています。
宍喰駅の1階改札口では伊勢海老駅長が引き続き勤務し、乗客の安全を守ります。
また、1階ロビーは町産材や竹灯りで装飾され、新たな雰囲気を醸し出し、さらに、宍喰駅西側の田畑では、町観光協会が「宍喰駅フラワーパークプロジェクト」として花畑化に取り組んでいます。開業日には一面に見事なコスモスが咲いていました。

 

 

DMVホーム/宍喰駅

      1階ロビー/宍喰観光物産センター

道の駅宍喰温泉

 

ジオラマトレイン/道の駅 宍喰温泉

館内には情報コーナー、観光案内所、列車「しおかぜ」やDMVが快走する巨大ジオラマ、町産材直売所「すぎのこ市場」があります。売店では地元の特産品やDMVオリジナルグッズなどのお土産を販売しています。
2階からは巨大ジオラマを一望できるほか、DMVジオラマトレインを操作できる運転台も設置しています。
また、ソファやUSBポート付きのコンセントを設置したカウンターも整備されており、テレワークや休憩など幅広くご利用頂ける空間となっております。

シェアサイクル

町観光協会の取り組みにより、スマホの専用アプリで簡単に自転車が借りられる「シェアサイクルサービス」が始まっています。観光はもちろん、通勤や通学、お買い物など普段の移動手段にもおすすめです。
詳しくはホームページでご確認ください。

 

シェアサイクルポート/道の駅 宍喰温泉

町観光協会の取り組みにより、スマホの専用アプリで簡単に自転車が借りられる「シェアサイクルサービス」が始まっています。観光はもちろん、通勤や通学、お買い物など普段の移動手段にもおすすめです。
詳しくはホームページでご確認ください。

町内のシェアサイクルポート

まぜのおかオートキャンプ場 / 阿波海南文化村 / 阿波海南駅 / 海部駅 / 宍喰駅 / 道の駅 宍喰温泉

海陽町DMVPR動画公開!

 

 

[世界初]が走る町。【海陽町DMVPR動画フルVer.】

DMVの運行開始を記念して、海陽町DMVPR動画を制作しました。 [世界初]が走る町。をテーマに、町内の子どもたちがいろいろな[世界初]を表現することで、DMVへのワクワク感を発信しています。 DMV応援ソング「DMVのうた~世界初に乗ろうよ~」にのせてスタートしたDMVの物語をぜひご覧ください。 (動画制作に当たり、ご参加・ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。)

【世界初】が走る町。をコンセプトにDMVステッカーやのぼり旗などを製作し、いろんな機会を捉えDMVのPR活動を展開してまいりました。
また、DMVの応援ソングやダンス、絵本などを活用したPR活動、そして今回の動画制作につきましても、多くの町民のみなさまにご協力いただけました事を深く感謝申し上げます。
DMVの運行開始はゴールではなく「新たなスタート」です。みんなで地域を盛り上げていきましょう!