公開日 2024年06月28日
気候変動の影響により、国内の熱中症による死亡者数は増加傾向が続いており、また、今後、地球温暖化が進行すれば、極端な高温の発生リスクも増加すると見込まれ、熱中症による被害が更に増加するおそれがあります。
こうした状況を踏まえて、令和6年4月1日より「気候変動適応法」が改正されました。熱中症対策を法的に位置づけ、熱中症対策を強化するものです。
内容はこれまでの「熱中症警戒アラート」より一段階上の「熱中症特別警戒アラート」が創設されました。
これは、過去に例のない暑さ(暑さ指数35以上)の時に出されるもので、生命に係わる暑さと、一層の対応を知らせる基準です。
クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)について
海陽町では、「熱中症特別警戒アラート」が発令された際に、暑さをしのげる場として「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」を指定しています。
詳しくは、次のリンクをご参照ください。
熱中症予防のポイント
熱中症はだれにでも起こります。暑い時期はもちろん、暑さになれていない時期も注意が必要です。また、自分だけでなく周囲の人の体調も気にかけましょう。
◆上手にエアコンを利用しましょう
室内でも、夜間でも、熱中症になることがあります。節電中でも上手にエアコンを使っていきましょう。高齢の方は暑さを感じにくくなります。
周りの方は、高齢者のいる部屋の温度に気をつけてください。
◆暑くなる日は要注意
夏の猛暑日は注意が必要です。湿度が高いと体からの汗の蒸発が妨げられ、体温が上昇しやすくなってしまいます。猛暑の時は、エアコンのきいた室内など、早めに涼しいところに避難しましょう。
◆水分をこまめに補給
のどが渇く前に水分を補給しましょう。飲料水として、1日1.2Lを6から8回に分けて摂ると良いと言われています。
汗には塩分が含まれています。大量の汗をかいたら、水分とともに塩分も取りましょう。ビールなどのアルコールを含む飲料は、かえって体内の水分を出してしまうため水分の補給にはならず、逆に危険です。また、高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、こまめに水分を補給しましょう。寝る前も忘れずに。
◆「おかしい!?」と思ったら病院へ
熱中症は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状から、ひどいときには意識を失い、命が危険になることもあります。
「おかしい」と思ったら、涼しいところに避難し、症状が改善しない場合は医療機関に相談しましょう。
◆周りの人にも気配りを
自分のことだけでなく、ご近所で声を掛け合うなど、周りの人の体調にも気を配りましょう。
スポーツ等行事を実施するときは、気温や参加者の体調を考慮して熱中症を防ぎましょう。
エアコンが使用できないときの熱中症対策[PDF:1.1MB]
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